少女義経伝

 前の日記にも書いたが、面白かったので約1週間でクリア。平日は仕事から帰ってきてからなので、結構優秀なペース。ていうか、まともにギャルゲーに取り組んだのがサクラ大戦以来。絵、音楽と章間にある歴史講座、軽視していた戦闘システムがかなりよくできていただけに、女の子との絡みが物足りなかった点が残念なところ。ギャルゲーなのかADV/SLGなのかよくわからなかった。EDが致命的で「これで終わりかよ」と叫んでしまったくらいショックが大きかった。ギャルゲーじゃないなら仕方ないがw。気が向いたらもう一周しようか。本作ベストは、判官贔屓ではないが、メインヒロインの源九羅香(義経)。選択の幅が少ないとはいえ、いつも穿ったキャラから攻める私がメインに傾いたのは珍しい。
 話は高校生がふらっとタイムスリップするというよくある展開だが、世界を源平合戦に置いたのはある種珍しい。日本史に興味ある人間でなければ、よくわからない時代背景かもしれない。かといって、織田信長あたりが女の子になったらそれはそれで萎える可能性が高いので、この微妙な時代は案外ベストチョイスかもしれない。源平合戦の後、頼朝との兄弟(兄妹か?)決戦に行かずに妖魔(平清盛)との決戦に分岐したが、個人的には頼朝と戦う展開もほしかった。物語序盤の「今日からキミが弁慶だよ」という九羅香のセリフが何となく笑えた。そんな作品。100点満点で言えば、85点くらい。優秀です。